山羊の小骨読書会

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感想文② 絲山秋子『海の仙人』

いつやったかな、カレンダー見て確認しました。7月の下旬ごろでした。記念すべき第1回読書会で借りた本のことを書きます。

 

私はこの本の表紙がすごく好きで、借りている間、会社に持って行って、休み時間だとかに読んでたんですけど、お弁当カバンの一番上にのせて、よく見えるようにしていました。すごく綺麗な色の表紙です。

 

〜という話!ってあらすじのようなことを言い切ってしまうのはとても難しいです。

結局のところ、どういう話だったのかよくわかっていないからでしょうか。

でも、読んでて、自分の持ってる考えだとか、気持ちに気付いたり、友達のことを思い出したりして、読めて良かったな、みたいな気持ちになりました。

 

河野っていう男とかりんって女の人が出てくるんですけど、

2人の関わりかたについて、河野が「彼女が放る柔らかいカーブの球をいつも見逃した」みたいなことを言ってました。

「彼女が放る柔らかいカーブの球」って言葉すごくいいなっていうのがずっと残っています。

 

柔らかいカーブの球を放るようなコミュニケーション、取っていきたいな……どうか見逃さないで……

 

小丸子